冠婚葬祭用の靴(メンズ)がデッドストック化しない4つの解決法

ファッション

突然ですが、皆さん葬儀用の靴って普段はどうしてますか?

日常的に使ってますか?それとも下足箱にしまったままでしょうか?

私の予想ですが、大方の人は普段は利用せず保管してあるのではないかと思います。ちゃんとした靴を購入し、ビジネスでも利用している。という方がいらっしゃれば大正解じゃないでしょうか!とても賢い人だと思います。

私は普段は全く履かないので、一応カビ防止のために比較的乾燥しているであろう部屋のロフトに置いてあるのですが、数年全く触れないのが当たり前で、気が付くと埃だらけで、アッパーの革が乾燥しきっていたりします。ミニマリスト的に、この「5年に一度使うかどうか?しかし将来的には必ず使う」というモノの状態がとても嫌で、本日はそれを何とか解消する方法はないだろうか?と模索する事にしました。

 

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黒のストレートチップは最もフォーマル度が高い?

 

私が初めてフォーマルシューズなる物を購入したのは祖母が亡くなった時でした。当時専門学生で東京で一人暮らしをしていた為、急な訃報に慌てて帰省し、準備が悪くフォーマルウェアを用意していなかった為、急いで量販店に買いに走ったのを覚えています。一応服飾の専門学生だったのでネットで下調べをしていて、安物ですが内羽式のストレートチップを購入しました。

 

フォーマルシューズ

 

(ロイヤルトラッド) ROYAL TRAD 本革 日本製 ビジネスシューズ/ストレートチップ[RT38] 25.0cm BLACK

 

安物って前置きしていて掲載するのも申し訳ないのですが、大体こんな感じだったと思います。完全に一致するものが見つからなくて、価格帯だけで写真を見繕ったのですが、実際私が買ったのはラストが写真よりダサいです。もっとロングノーズ(つま先の捨て寸が長い)で、とてもじゃないけど普段履き出来ない雑な仕上がりです。

 

なぜストレートチップ?

 

世界基準で成人男性がフォーマルシーン(結婚式、葬式、等の式典)に履くべき靴は「内羽式ストレートチップ」と決まっています。これは、「ダサいから私は違ったものを…」とかそういう問題ではありません。世の中の数ある常識の中でもかなり厳格な方の決まり事なので、外すとえらい目にあいます。靴だと想像しづらいかもしれませんので別に例えると、葬式に赤いネクタイで来る人はいませんよね。それと同じことです。カジュアルな場と比較して、フォーマルな場とは衣服や振る舞いに一定の統一感を求めますので、必然的に衣服も統一する事になります。個性的なアレンジは非常識に映り悪目立ちしますし、主賓によっては嫌な思いをさせるので、周りと合わせた方が無難といえます。不思議ですけどね。常識ってそういう多数派の考えで作られるもんですから、仕方ないですね。
ということで意味や所以、うんちくは不要ですが、最低限のドレスマナーだけは押さえておきましょう。最近ではフォーマルの分類にあって最もカジュアルよりに属するビジネスシーンの衣服マナーが大幅に変化してきている事もあり、弔事の服装も絶対変わらないとは言い切れません。ですが、私が生きている間ぐらいは大きく崩れない常識だろうと予測はしています。

 

フォーマル用のドレスシューズがデッドストック(死に在庫)化しない解決法

 

 

1.ビジネスで使用する

 

黒のストレートチップは前述した通り最もフォーマル度が高い靴の仕様となります。たまにつま先に何も飾りがないプレーントゥの方がよりフォーマルだと勘違いされている方もいますがそれは間違いです。(ちなみにローファーやウイングチップ、ダブルモンクストラップなどは更にカジュアル。)ビジネスシーンとはフォーマルに分類され、フォーマル度的には結婚式>ビジネスシーン、葬式>ビジネスシーンのように同じフォーマルな中ではカジュアルより(決まりが緩め)となるので、ビジネスシーンでストレートチップを履くという事は礼儀的に全く問題ないと言えます。解決策その①としては、葬儀、結婚式用の靴を普段の仕事用としても履く。これでしょう。
ビジネスでも使用するとなればソールは雨でも履けるラバーソールが良いでしょうし、ソール交換が出来る製法で製造されており、メンテナンス次第で長く履ける良質な革を選ぶことをお勧めします。正式にはレザーソールの方がよりフォーマルですが、安全面的にもラバーソールが優れているので、履く時の天候がよめないような靴の場合はラバーソールで問題ないと思います。そのかわりごつごつして見えないようなドレスシューズに用いられるラバーソールを選びましょう。ちなみに私は仕事で正装をしないので、残念ながらこの方法では解決されません(泣)

 

2.レンタルする

 

私はこのレンタルをした経験がないのですが、ミニマリストな方のブログを読んでいると、多頻度に使わない物はレンタルしよう。と提案している方を見かけます。実際のところどうなんでしょうか?例えば近所に貸衣装屋があって価格もリーズナブルであれば良い案かもしれません。都会の方が実現し易いのかな?あとはセレモニー会場が貸し出しているかもしれません。これならば普段は所持しなくて済みますし、保管場所の確保やメンテナンスも不要です。合理的な方法だとは思います。しかし、これは私の固定概念かもしれませんが、ただでさえ慌ただしいそんな時に不確定要素は出来るだけ作りたくない。普段から出来るだけ備えておきたいタイプです。人生において必要なものは出来るだけ無駄なく使う前提で所持していたいんですね。なので個人的にはレンタルはしなさそうです。

 

3.シェアする

 

これも上記のレンタルに似た発想ですが、人によっては有効な可能性もあると思います。友人間でシェアするなど。私は上記同様必要なものは出来るだけ自分の物として持ちたい派なのでこれもパス。

 

4.おしゃれ着として履く

 

次に考えたいのは「オシャレ履き」として普段使いする。という事です。近年ストリートファッション=スニーカーという図式は崩れ、若年層でもドレスシューズを履く時代です。90年代よりもこのフォーマルな靴を普段履きにするという案は現実的にも思えるわけですが、実際に想像してみると実は割とハードルが高いようにも思えます。その理由ですが、

 

・ラスト(靴の形)

ラストとは、靴を製造する際の革を当てるゲージに用いる木型の事で、そこから靴の形をラストと表現する事があります。でこのラストにも実はフォーマル感みたいなものがあって、見比べると一目瞭然なのですが、良いところのブランドが作った内羽のストレートチップ程このラストがクラシックでカジュアルに合いづらいようなこってりした形をしています。

 

・EDWARD GREEN/エドワードグリーン/CHELSEA

EDWARD GREEN【エドワードグリーン】CHELSEA

 

・JOHN LOBB/ジョンロブ/CITY 2

 

JOHN LOBB (ジョンロブ) CITY 2

 

伝わりますでしょうか?

どちらも10万オーバーの誰もが認める超の付く高級靴です。控えめなコバ、つま先のシャープさ、ステッチの細かさ等、とても繊細でミニマルなデザインをイメージしているのが伝わってきます。それがフォーマルな所以と言われればそれまでですが、それがそっくりそのままカジュアルに不向きな原因だと言えます。(あくまで個人的にです。)

私がもし、カジュアルにも履けるストレートチップを検討するならば、この一見してバレにくいと思われるラスト(形)をカジュアルよりにして日常使いする事を考えますね。ストレートチップ自体はカジュアルな靴でも見かける意匠ですし、内羽はかなりフォーマル感は出ますが、カヴァーできる範囲と考えます。もし実現すれば日常的にも履けて、いざという時もしっかり磨き上げて履けば、いいエイジングの愛用品として胸を張って出かける事が出来るでしょう。

 

結論

 

という事で、まとめとしては私の場合カジュアル履きとのハイブリッド案を目指したいと思います。とりあえず今持っているフォーマルシューズはそのままに、買い物に行った時などは気に留めながらドレスシューズコーナーを物色したいと思います。

 

それではまた!