ミニマリストになって服を厳選する事を決めたなら、ついでに環境保護にも貢献しておこう。
この記事ではどのような洋服やファッションスタイルならば、廃れず長く愛用していくことが出来るのか。
チェックするべきポイントを説明していく。
1.ピークを見定める。
この世の洋服は大きく分けて、
1.『短期的に輝くデザイン』 と、 2.『長く愛用できるデザイン』 の2種類が存在する。
1は、ピークが購入時にきており、そこから着用回数が重なるごとにクオリティーが下がっていくデザイン。
代表的なのはトレンド(流行り)をふんだんに取り入れたものや、尖ったデザインのアイテム。
一時は凄く輝くが、その鮮度は長続きしない。(数年後時代遅れに)
モードなハイファッションと呼ばれるようなジャンルの洋服は、
そもそも長く着続ける事を前提としていない場合が多く、
値段が高い=耐久性が高い。と勘違いしていると痛い目に合う。
また、流行りのファストファッションブランドの商品もしかりで、例外はあるが
洗濯耐久性が著しく低かったり、【長く着る】を重視していない傾向にある。
更には、日常生活で生じる汚れに対して全く無防備なカラーリングや、繊細すぎる素材なども
ブランド、テイストを問わず、現実味の薄い設計だと言えよう。
2のカテゴリは逆に、トレンド感は薄くとも定番的でベーシックなデザインである事。
日々の洗濯に強く、家庭用の乾燥機等にも耐えるようなタフな構造でなければならない。
少々の汚れならばケアして着続けても違和感のないような古着で人気のあるアイテムがこれだ。
アメカジに代表されるワークウェア、ミリタリーウェア、スポーツウェア、アウトドアウェアなどが該当するだろう。
更に、レザージャケットや、シルバーやブラス(真鍮)等金属類の小物、色落ちを楽しむデニムウェア等は、
購入時はそこそこでも、使い込んで人に馴染みこなれた風合いが出てきた頃、評価が上がる洋服も少なくない。
ファッションは好みの問題も大きいジャンルだが、
やはり結論としてはトレンドをふんだんに取り入れた洋服は
一瞬の爆発力はあれど、自身や周りが飽きるのも早い。
対して、古くから残っているヴィンテージライクなデザインは
華が無い分、後からじわじわと愛着が湧いてくる。
どんな服であっても、服自体に着続けられる耐久性が残っていようが、
本人がその服に飽きてしまっては、『着倒す』事は叶わない。
服を『着倒す』為には、まずは本人が愛し続けられる奥深さが絶対に必要なのだ。
2.安易な清潔感には要注意
例えば、比較的女子ウケが良いとされ多くのミニマリストが選びそうなホワイトシャツやニットも、
トレンド重視ではない為流行り廃りの影響は受けづらいが、洗濯と着崩れに対してはめっぽう弱く、
清潔感を保ちつつ着続けるためには、複数枚所持しローテーションする事で洗濯数を減らしたり、
買い替え頻度を高めてアラを見せない工夫が必要になる為、
ミニマリストと環境保護には向かないアイテムだと言える。
だからと言って清潔感や女子ウケを諦める必要は無く、
別の着こなしの部分で清潔感を出せばいいだけだ。
例えば、パンツをずり下げ過ぎてだらしなくなってしまったり、
不快な生乾きの臭いにならない工夫をしたり、
パンツの裾を不用意に残し過ぎないようにアンクル丈でカットしてみる等、
アイテム単体の清潔感ではなく、着こなしの部分で差をつけるよう考え方を変えた方が良い。
そうする事で、食事中にソースの跳ねにヒヤヒヤしたり、公園のベンチの土埃を執拗に気にすることも無くなる。
真にリラックスできるリアルクローズとなる筈だ。
次回以降によりアイテム単体に絞って更にミニマルで着倒せるワードローブを模索していこうと思うので、
是非参考にして頂きたい。