ミニマリストの流行りによって物を買わないのがカッコいいみたいになってきてる

ミニマリズム

2017年ここ日本では『断捨離』や『ミニマリスト』という『減らす』文化が流行っている。

先日もテレビで、家の中にある家具やモノを全て外に出してみる。みたいな番組があり、マキシマリストである60代の母は興味津々で番組を見ていた。Twitterでも意外な人がミニマリストと呟くのを目にするし、『不用品を整理したい』とか『出来るだけ持ち物を減らしたい』『自由に身軽に暮らしたい』と望んでいる人が日本に多くて、次々に増えている傾向がよく分かる。

私自身も2015年頃から、それまでの物質的な幸福論を否定し、モノの幸せから少し離れる事を目的に、長い期間で少しずつ無くても困らない物を整理して、言い方は悪いが『いつでも死ねる準備』を進めてきた。そしてモノを捨てると同時に自分自身の価値観を大きく見直し、人間にとって何が本当の幸せなのか?を真剣に考えて生きる事にした。シンクロニシティという現象があるが、こういった世間の大きな流れというものは、ある程度似たような生活をしていると同時多発的に起きうる事であり、共鳴しだしたが最後、一斉にその機運が高まる時期がある。いま日本はモノを増やそうとするのではなく、減らす方向に向かっている。

 

休日にイオンやアウトレット。という『増やす流れ』に飽きたんだと思う

 

 

物が売れなくなった。と言われて久しいが、人口が減り、大抵のものは既に手にしている日本人にとって、『モノを買わない。』という流れは、当たり前と言えば当たり前で。なおかつ経済的にも先行きが怪しく、隣国の中国やこれまで途上国と言われてきたインドやASEANの発展を鑑みれば尚更日本人の単純消費は減り続ける。そして、いつしか”物を手にする幸せを追い求める。”という思想自体が陳腐なものに変わっていくだろうと私は思う。勿論、必要な物は変わらず必要だが。

そこに来て、これまでなら休みの日にショッピングモールに行って服や食品、雑貨なんかを買ったりするのが楽しみやストレス発散になっていた人達も、ずっと同じ事のルーティーンでは飽きが来る。そこに家のごちゃごちゃも合わせれば『一旦、買うのはやめて不要な物は捨てよう。』となるのだろう。

 

モノを買わないのが”おしゃれ”、”かっこいい”というジェネレーション(世代)

 

 

”ミニマリスト”という言葉の雰囲気はどこかおしゃれっぽさや洗練された感が漂う。『断捨離』というと、物を捨てる事。と単純だが、”ミニマリスト”にはそれ以上の哲学っぽさを感じるだろう。

時代の流れが、沢山持っている人がおしゃれでかっこいい。から、厳選された合理的な所持品で生きる人がおしゃれ。にシフトしつつある。今、羨望視されるのはバブリーなごちゃごちゃ感ではなくファッションも持ち物も”シンプルイズベスト”、”レスイズモア”だ。

 

ミニマリストは一時期ミニマリストにハマる

 

ミニマリストのスタートはミニマリストにハマる事だろう。私も最初そうだった。ミニマリスト系の本を買って読んでみたり、ネットでミニマリストの人達の意見を見たりしてどんどん身の回りの物を選別し減らしていく。これはぶっちゃけ良い暇つぶしになるし、”ミニマリスト”に没頭すれば楽しめる時期がある。しかし、そんな時期も一生続くものではなく、それを終えた後にミニマリズムを踏襲しつつそれに変わる”暇つぶし”が必要になる。

 

ミニマリストはどこへ行くか

 

 

これは私の経験則に過ぎないが、一度モノを徹底的に減らしてしまうと、モノとの付き合い方が変化して、モノを買う系の趣味は魅力的に思えなくなるだろう。私はそうだった。私の場合はファッションと呼ばれるような洋服や靴を買って身に着ける趣味が大好きだったが、服を着ること自体は以前と変わらず好きで居続けているものの、服を買う=持ち物を増やす。という行為には抵抗が出た為、以前のようには買い物しなくなった。

そんな私がミニマリストになってから始めた趣味が”ガーデニング”で去年の2016年春ごろから自分の実家である程よいボロ家の庭造りを始めた。ゆくゆくは家もDIYでリフォームしてゲストハウスにするつもりだ。(大工で食っている親父と一緒にリフォームするつもりなのでDIYとは呼ばないかもしれない笑)

 

ガーデニングの良いところ

 

畑で野菜を作ったり、ベランダでハーブを育てたりガーデニング(園芸)にも色々あるが、総じて様々なメリットがある。

その1:花は綺麗だし、野菜は上手いしハーブはいい香りで便利だし、果物は旨い。

庭をデザインすれば美観が上がり自分にとって心地よい空間が生まれる。ハーブや野菜は食えるので食費が浮くかもしれないし、子供と一緒にやれば食育にもなるだろう。農家のようにそれで生計を立てるわけではないのだから必死になって生きるか死ぬかの問題ではないので純粋に自分が楽しい事だけをすればいい。楽しみながら実益が豊富なのがガーデニングだ。

その2:手間(時間)は膨大にかかるが、お金はかからないしモノは増えない

普通なら手間がかかる事はやりたく無い。けれど、それが楽しい事であるなら別だ。スマホゲームでキャラクターを育成するより、花やハーブを植えて上手に育てる方が100万倍楽しめる。しかも庭のある家庭なら作業は膨大で一向に終わりが見えない笑

モノが増えないか?という心配があるが、私は祖母が使っていた畑仕事の農機具で殆ど賄えているし、スコップやタライ、プランター等といった基本の道具さえあれば大体の事は出来る。ガーデニングや庭作りをこだわり続けたからといって、それに伴ってモノは増え続けないし、花や樹木は自分の土地に植わっていても、自然の物であり自分のモノという意識を感じさせない為、増やしてもわずらわしくならない。不要になっても、自分が死んでも、自然に還ってくれるだけで誰の迷惑にもならない。

その3:人生の中で永く楽しめる

ガーデニングや家庭菜園、庭造り、畑仕事等、自然な趣味というと、年寄りがするイメージ。地味で本当に楽しいのか?と長年、私は思っていたが、実際にやってみてその価値観は簡単に覆った。実際1年程やってみて思うのは、これほどまでに飽きさせない趣味は他にあるだろうか?と思う程だ。植物は生き物なので、ガーデニングに終わりはない。野菜に花、ハーブ、果樹等、種類も膨大にあるので日々新しいことを吸収できるし、発見がある。

 

 

有名なハーブの中にラベンダーという植物があるが、そのラバンディン系(アングスティフォリアとスパイカの交配種)のラベンダースーパーという名前のハーブを去年(2016年)のちょうど今頃に庭に植えてみた。

苗を買ってきて定植した時点ではこんなに小さかった。(隣の同じくラバンディン系のグロッソは枯れてしまった)

それが一年でこうなった!

ビビるぐらいの成長だ。上手くいけば来年にはもっと大株になるらしい。本当に何度見ても我が子のように成長が嬉しくなる。

何か趣味を探していて、家に庭がある(植栽スペースがある)人には是非ともガーデニングをおすすめしたい。(ちなみに最初は虫が苦手だったが今は殆ど気にならなくなった)

 

 

今回は、自分を例にとってミニマリストがミニマリストに飽きた後の趣味をガーデニングとしてみたが、モノを増やさず、お金をかけず、人生をとして永く付き合える趣味はまだ他にあるだろう。また気づいたときにはシェアしたいと思う。ではまた!