ごくごく個人的な思いですが、私が実際に数か月試してみて自信を持っておすすめ出来ると感じたので、今回はショートパンツの色はグレーがいい。という事について一つの提案をしたいと思います。
ファッション初心者とミニマリストにグレーのショーツをおすすめする理由
私がこの2タイプの人に何故グレーのショーツを勧めるのか?その理由を説明します。
その1:ファッション初心者の方へ
最近ファッションに興味を持ち始めた。という方に私はグレーのショーツを最初に買うべきアイテムとして強くおすすめします。その理由は、グレーのショーツの汎用性(様々な色に合わせやすい。使い勝手が良い。)が異常に高い事にあります。実は私がこれを実感出来たのはごく最近の事で、今更かよ。と思われるかもしれませんが、通算10年以上アパレルに関わってきたにも関わらず、最近になってようやくグレーショーツの凄さに気が付きました。(それまではグレーは地味で敬遠していた)やはり何年もファッションに関わっていても新たな発見はある物ですね!私は今年30歳になりますが、加齢によって価値観が変わったのか今の私にとってはグレーのショーツがとても便利で心地よく感じます。この感覚はあと数年以上は続くだろうし、一つの答えのようにも感じます。
その2:ミニマリストの方へ
必要最少限であり、極力持ち物を少なく暮らす事をモットーにしているミニマリストに対しても、今後はファッション初心者同様グレーのショーツを強くお勧めしていきたいと思っています。なぜなら、逆を考えて貰えれば理解いただけると思いますが、あなたがもし『洋服はいくつ持っていても大丈夫。』と言うマキシマリストであるならば、ショーツの色は『黒、赤、ベージュ、ネイビー』と複数揃えていただければ何の問題もないわけです。しかし、実際に私が服を断捨離し始め洋服を整理していく段階で初めて実感として腑に落ちた事は、ミニマリストにとっては汎用性こそが第一でそれが最も重要であるという事実でした。極端な話、自身のワードローブのすべてのアイテムとコーディネート可能なファッションアイテムを持つ事がベストであり、それを目指してワードローブを一から構築していくのがおしゃれとミニマリストを両立させる第一歩なのです。
購入前から色々シュミレーションして考えていた
グレーのショーツを購入するにあたって、私は事前に様々な事を検討し買うに至りましたが、実は20代の私の買い物スタンスはそれほど計画性のあるものではありませんでした。洋服屋時代もそうでしたが、基本的にはアイテム単体での評価を重視していて、コーディネートは頭をよぎっても、ワードローブを通しての協調性は重視していませんでした。(持てる洋服の数を制限していなかった為、持っている服同士の相性が悪い事があっても困らなかった。その結果洋服の所持枚数は増え続けた。)
参考までに私がグレーのショーツを買うまでの考察記事を時系列順にリンクさせておきます。
試しに写真を撮って比べてみた
ものは試しという事で、持っているショーツ4種『グレーチノショーツ、オレンジチノショーツ、ターコイズチノショーツ、黒×黄のサーフショーツ』とこの夏、主に着るであろうトップス類を無作為にコーディネートしてみました。結果をご覧ください。
ケース1:白のTシャツ
よくファッションブログで取り上げられている無地の白Tシャツ(ヘインズ・ジャパンフィットTシャツ)で試してみます。

(173cm/58kg : Sサイズ着用)



ケース2:黒のTシャツ
お次に同じくヘインズの黒Tシャツで着比べました。(ちなみにSサイズです)




ケース3:ネイビーのTシャツ
次は個人的に最近ハマっているネイビーのTシャツ。(H&Mで買った安物ですが着心地良くて最高)




ケース4:赤のTシャツ
個人的に大好きな色で夏は絶対着たくなる赤のTシャツ。着て洗濯しまくっているので古着のノリに仕上がってます。



ケース5:ネイビーのシャツ
お次は少しだけちゃんとした格好に見せたい時、ドレスシューズと合わせたりして着る『シャツ』です。夏にベーシックなのは《リネン素材》のネイビーシャツ。ユニクロでフレンチリネンシャツを買いました。余談ですが、Sサイズを購入しましたが購入後に洗濯するとそこそこ縮むのでMサイズが妥当でした。袖も結構詰まります。夏に着るのでまくればOKですが、秋冬物だったらアウトでしたね笑





ケース6:オリーブのシャツ
次は春先にメインで着ていたオリーブのミリタリーシャツ(ユーティリティーシャツ)。こちらもドレスシューズとの相性が良く、大人っぽさと男っぽさをコーディネートに取り入れるのに便利です。私は冷房ガンガンが耐えられないので、冷房の効いた所へ行く時は夏でもこの程度の厚みのある生地のシャツを手持ちで持ち歩いたりします。




ケース7:黄色ベースのチェックシャツ
最後に、私がガーデニングの時に良く着ているリネン素材のマドラスチェックシャツを着て撮ってみました。アイビー、プレッピーのノリで、ショーツにドレスシューズ、ウェイファーラーでコーディネートするのが個人的には好きです。



着比べて分かった事
まず、本来ならばグレーのショーツと汎用性の高さを比較したいのであれば同じようなジャンルの色として、ネイビー、ブラック、ベージュ辺りを選択するのが妥当だとは思います。が、あいにく私が持っていなかったので今回比較する事が出来ませんでした。。しかし、持ち合わせのショーツと比べてみて分かった事もあります。それは雑誌やブログで夏に必ず推されるカラーショーツ。これは、複数本ショーツを所持し、TPOによって履き分けるタイプの人向けであり、ファッション初心者の最初の一本にはお勧めできないし、(理由:トップスとの相性問題)ミニマリストがこれ一本で夏を乗り切る!みたいなテンションで選ぶ時にもおすすめしたくない(理由:ベーシックなTシャツならまだしも、シャツ類が合わせづらい)という事が分かりました。そして、写真を見て貰えれば一目瞭然ですが、グレーは本当に何色でもよく馴染みます。キングオブ汎用性と言えますね。
なぜネイビー、ブラック、ベージュじゃダメなのか?
私自身がネイビー、ブラック、ベージュにしなかった理由を説明します。
ネイビー
:グレーと並んでスーツの定番色であるネイビーはメンズファッションにおいてグレーと並んで汎用性の高い選択肢です。が、ことカジュアルとなると話は別。ネイビーの場合トップスに選ぶことが多い色でもある為、ショーツにネイビーを選んだ場合ネイビー×ネイビーというコーディネートが発生します。上手く行けばトーンオントーンのワントーンコーディネートでいけますが、当然ミスる危険性も出てきます。よって、夏場に汗目立ちがする為トップスで敬遠されるグレーを選んでおけば、ほぼ100%どの服ともコーディネート出来るという事になります。
ブラック
:黒に関しては、汚れが目立たない。何色でも合わせやすい。同系色でもコーディネート出来る(全身黒でもOK)という三拍子が揃った、一見パーフェクトな存在に見えますが、一つだけ弱点があります。それが『夏』という季節との相性の悪さです。黒は光を集める色であり、夏に着ていると他の色に比べて表面温度が熱くなります。(白は反対に光を跳ね返します)しかも、黒は視覚的にも暑苦しい印象となりやすく、梅雨時期から真夏にかけては着用を控えたい色なんです。たまに気分転換に陽が落ちた後オールブラックコーディネートをするぐらいが調子良いでしょう。
抜群にカッコいい色ですが、日本の湿気の前には”ちょっと…”ってなります。
ベージュ
:ベージュもグレー、ネイビー同様色合わせのしやすい万能色ではあります。しかし他の色と比べ圧倒的に①汚れが悪目立ちやすいのと、②おじさん臭くなる危険性が高い(ファッショナブルにならない)という、明らかな欠点が存在します。①はベージュを着ていれば分かりますが、黒系の汚れが圧倒的に目立ち、なおかつダサく映ります。あくまで個人的にはですがオリーブやグレーなら許せる汚れも、ベージュやホワイトの場合許容出来ない。という経験が過去何度もありました。②のおじさん臭い。ですが、ベージュは落ち着きのある色なのでコーディネートする時は少し腕前が必要です。最近だと、よく言われるのが全身をアースカラー、コロニアルカラー(ベージュ、オリーブ、カーキetc…)と呼ばれるような土色でまとめたりする工夫でお洒落に見えます。髪型やその人の雰囲気もとても重要なのでベージュであ洒落に見せるのは少し難易度が高いわけです。したがって初心者にはお勧めしませんし、私も選びませんでした。よく小学生の夏休みみたい。とか、休日のオジサンみたい。等、望まれない評価をされているコーディネートの例がこれに当てはまります。
という事でしつこいようですが私はグレーを選んだわけです。
おすすめのグレーショーツ
その1:ユニクロ
ブランドにこだわらない人は、お近くのユニクロに行ってみるか、サイズが分かっていたり、送料が許容できるならオンラインショップでポチって下さい。特にずば抜けて素晴らしいわけではありませんが、破壊的な安さとそこそこのクオリティーは約束されています。

その2:PT01(ピーティーゼロウーノ)
価格は比較になりませんが、私はPT01も候補で見てました。(ミディアムグレーが売ってなくて断念した)デニムパンツ程、顕著ではありませんがグレーのチノショーツでも何か特別感があるならブランド品を買うのも一興だと思います。お店で実物に触れてみると発見出来るかもしれませんね。ただし先ほどユニクロでチノショーツの価格を見たら、私が定価で買った時より安くなっていて1,280円だったので、それと価格を比べるとバカらしくなるのも事実です。現状、一部のブランド好き(私も含む)か、お金にシビアでない裕福な人向けです。
長くなりましたが今回はここまで!それでままた次回。