一年を通して考えるとほんの短い季節のようですが、梅雨から盛夏にかけてはメンズファッションも大きく変化します。
世界のファッションスナップを見ていてとても羨ましくなるのが、イタリアの夏ファッション。
地中海に面するイタリアでは、特に南部において地中海性気候の影響を強く受ける為、夏に日差しが強くとも、湿度が低くカラッとした気候となり日陰に入ると涼しいのだそうです。暑いうえにじっとりしている日本の夏とは違い、過ごしやすいんですね。夏が過ごしやすいって、我々日本人にはにわかに想像しがたいですが。。(日本では避暑地や高原がそんなイメージです)
夏でもカラッと、イタリア
朝晩は日陰に入ると肌寒いと感じる人もいるらしく(旅行会社のHPで見ました笑)、真夏でも長袖の羽織ものを持ってたりするわけです。
『ショートパンツ×ジャケット』なんていう、日本では想像しがたいファッションを見かけるのもこの過ごしやすい気候のおかげなんですね。
コーディネート自体はとても洒落ていて、是非真似たい位なんですが、日本でやったら高確率で死ねると思います。真夏の原宿でシャツ、ネクタイ、ジャケットでお買い物とか、想像上ですら死にそうです。
出典:https://otokomaeken.com/mensfashion/7071
日本の夏は『高温多湿』
少し前に書いた『夏のメンズファッション』をテーマにした記事内で、
『合理主義』な人は、『Tシャツ×ショーツ(ショートパンツ)』と書きましたが、私なんかは夏になると例外なくこれ一択になります。
家でも外でも『Tシャツにショーツ』。冷房が強そうなところに長時間いく場合に限り上から羽織るシャツを持ちます。
という事で、本日は夏に履きまくる『ショーツ』についてお話ししたいと思います。
色々検討したら実質2択になった。
現状のショーツ
私自身が今持っているショーツは2つあって、
一つはターコイズカラーの綿100%チノショーツ。
もう一つは上下に色が分かれていて『イエロー×ブラック』な配色のボードショーツ(サーフィンをするとき用のデザイン)。
ただ、もしそれらを買っていなかったとしたら、今から買うなら別のデザインを買うと思います。(勿体ないので履いています)
で、色々な想定をした結果、これが良いんじゃないかっていうショーツが2デザイン浮上してきましたので紹介します。
1.グレーのチノショーツ
一つ目はグレーのチノショーツです。チノショーツ自体は珍しくもないですが、王道はブラックや、ベージュなはず。私はグレーが最適だと思いました。理由を説明します。
1.洗濯に強いチノ素材
まず第一に考えたのは洗濯対策です。夏は特に汗を大量にかきますので、汗をよく吸ってくれて、容易に洗濯機で洗える事が重要です。
この時点でスラックスのような繊細っぽい生地は除外出来ます。デニム素材もショーツになるとメンズで履いている人は極端に減りますが、洗濯=色落ちになるので、デニムもイマイチです。となると、素材はデニムよりドレッシーで、スラックスよりはカジュアルな、
チノ素材がベストかと思いました。チノクロスは大体綿100%ですが、綿は汗をよく吸ってくれるし、生地も洗濯耐久性がある丈夫な生地なので最適なんじゃないかと思いました。
ちなみに同じようなツイル(綾織)生地で、ディッキーズ(ワークパンツのブランド)の様にポリエステル/コットンの混紡素材もありますが、個人的に速乾性よりも肌へのべたつきが少ない方が好きなのと、綿100%の方が、ディッキーズのような毛玉が出来ないですし、着古すといい風合いにエイジングできるので、綿100%にはこだわりたいと思います。
2.ドレッシーに見えるグレー
お次に色を検討します。定番のベージュは履いている人が多いし、私の印象ではスタイリッシュなイメージがなく、おじさん臭いのでパス。ブラックはトップスに黒を着る為、真夏には重い。よってパス。
赤や青などの色物は経験上飽きやすく、トレンドに当てられやすいのでパス。という事で、春夏のスーツに用いられるような明るいネイビーか、ライトグレーの2択に絞りました。
あとは個人的な好みですが、黒のTシャツに相性が良いグレーに落ち着きました。グレーでも濃い目のチャコールグレー、やや明るいミディアムグレー、明るめのライトグレーと明度がある為、実際にモノを探す段階で再度検討する事にします。
出典:https://matome.naver.jp/odai/2137649101485986301
↑こんな感じのカラーイメージ。
出典:https://otokomaeken.com/mensfashion/7071
↑雰囲気だけはこんな感じにドレスに行きたい。シューズもジャランスリワヤのダブルモンクを合わせたい。
(ダブルモンクストラップシューズに関しては、下記の記事で書いています。)
簡単ですが以上2点の理由から、グレーのチノショーツという結論が出ました。
(今のところPT01(ピーティーゼロウーノ)のBERMUDA(バミューダ)が有力です。まだ分かりませんが)
2.オリーブのカーゴショーツ(ベイカータイプでも可)
二つ目の選択肢は一つ目に比べてやや万能度が落ちるのですが、オリーブのカーゴショーツです。
ベイカータイプでも可。と書きましたが、大体オリーブのショーツというと、カーゴパンツかベイカーパンツの裾をショートにしたデザインの2択になると思われ、どちらでも構わない。という意味です。要はミリタリーベースのオリーブのショーツ。
・カーゴパンツ
出典:http://item.rakuten.co.jp/crouka-lr/orslow-01-5262/
・ベイカーパンツ
出典:http://item.rakuten.co.jp/smaclo/or015002/
1.耐久度の高い生地
カーゴショーツによく使われている素材がバックサテンとリップストップです。どちらも本物の軍用品で使用されている生地なので丈夫さは折り紙付きです。洗濯にも耐久性があるので夏のショーツに適しています。品質ですが、綿100%ももちろんありますが、リップストップはナイロンを混紡している物が多いです。ナイロンは丈夫で乾きやすくなりますし、ディッキーズのような素材と違って汗でべたつく恐れは殆どありません。(ディッキーズ特有のべたつきはスコッチガード(防汚加工)が原因か?)
2.万能色のオリーブだが
オリーブという色は有彩色の中では際立って扱いやすい色です。ミリタリーを連想させる色なので、全身迷彩等は不審に思われるため避けますが、オリーブの柄なしであれば黒や白などのベースとなるカラーと非常に相性が良いです。
一つ難点なのが、トップスにオリーブカラーを所持している場合、コーディネートが難しい為、万能度はやや下がります。私の場合、ユーティリティーシャツを持っていて、冷房ガンガンの室内などで羽織る場合を想定すると、微妙なところです。
3.それにしてもカッコいい
とはいったものの、オリーブのショーツはガンガン洗濯して着込んでいくといい雰囲気になりますし、トップスの白や黒のTシャツ、シルバーのアクセサリー、黒いドレスシューズと言った、私が普段愛用しているアイテムに相性抜群なのでどうしても取り入れたくなります。ワードローブを絞ってなければグレーチノとオリーブカーゴを2つ所持するところですが、正直ショーツに関しては、夏なら洗ってもすぐ乾くので1本あれば充分なんですよね。ミニマリストならロングパンツとショートパンツの2本で1年中対応できます。
まとめ
私はグレーショーツをワードローブに入れる事にします。
今持っているショーツの事もあるので、今年買えるかどうかは分かりませんが、
今履いている物を売るなどして手放した場合、グレーショーツと入れ替えます。
ぜひ参考にしてください!それではまた。