ユニクロのCMを見ていたらレングスの変遷に感慨深くなった。

ファッション

最近テレビでよく見かける、ユニクロのあのCM。

くるぶし出して、行きましょう。』と言われれば、

あなたはピンとくるだろうか?

 

 

 

ユニクロの春商品、『イージーアンクルパンツ』を売り出すこのCM。

 

ついにユニクロがCMで、しかもメンズの商品でアンクルカットを謳うまでになったかと思うと、
ファッションを追い始めて、はや10年プレーヤーの30歳おじさんには少々感慨深いものがある。

 

本日は、メンズファッションの『ボトムスの丈』に着眼し、私自身(現在30歳)が直に触れてきたファッションの移り変わりを紹介する。

 

 

 

業界に影響を与えたのはトムブラウン。
ストリートではベドウィンが火をつけた。

 

 

THOM BROWNE(トムブラウン)

 

詳しくは覚えていないし、ネットで調べてもよく分からなかったが、トムブラウンが日本の雑誌などで大きく報じられるようになったのは、少なくとも5年以上は前の事で、10年よりは手前だったろうという事。

その当時、このブランドのヴィジュアルを初めて目にして強烈な印象を受けた私は、トムブラウンで初めてファッションの中にミニマリズムを感じた。『グレースーツ』『トリコロール』『アンクルカットのトラウザース』でまとめたルックは、とてもミニマルで洗練されており、なによりシンプルなくせに特有のキャッチーさがあった。その大きな要因がアンクルカットだろう。

そして約10年経った2017年。日本ではユニクロという大衆を代表するアパレルが『アンクルカットのトラウザース』をテレビで堂々とコマーシャルしている。それだけファッションに興味が薄い層も、アンクルカットを選ぶようになってきたという事だろうから、何とも感慨深い。

 

トムブラウン(THOM BROWN)のブランドロゴ

出典:http://mensfashion-brand.com/2016/07/10/thom-browne/

5年以上前のトムブラウン(THOM BROWN)のルック

出典:http://mono-blog7.blogspot.jp/2011/05/style-of-thom-browne.html

トムブラウン氏(Mr. THOM BROWN)

出典:http://www.merino.com/jp/fashion/designer-profile/thom-brownes-fashion-theatre/

元俳優のトムブラウン氏(Mr. THOM BROWN)

出典:http://www.fashionsnap.com/inside/thom-browne-new-york-aoyama-1/

 

トムブラウン氏が『男のくるぶしは、女性の胸の谷間と一緒』と表現したのを何かで見て、ショックを受けた。

 

ただ、トムブラウンは富裕層向けの高級ブランドだったし、20代前半の若者がそう易々と手が出るようなプライスでは無い。頼みの綱のブルックスブラザーズから派生したBLACK FLEECE(トムブラウン氏がデザイナーを務めた)も、販売チャネルを絞っていたし、サイズ的にも私にとっては身近に感じられなかった。(そもそもブルックスで育った世代や家柄じゃないw)

 

きっと多くの服好きにとっても『トムブラウン』はどこか雲の上の存在だった事だろう。

 

そんな時にストリートを席巻したのがBEDWIN(ベドウィン)だった。

 

 

BEDWIN(ベドウィン)

 

 

ベドウィンはドメスティックブランドのDELUXEを作っていた会社が、別のコンセプトを掲げて作ったブランド。だからストリートファッションが根っこにある私たちのような世代からは受けが良かったし取り付きやすかった。

BEDWINは始めの頃、雑誌で『サブリナパンツ』と銘打ってトリップスターを発表した。

その後トリップスターがメジャーになるにつれ、ストリートでは『クロップドパンツ』という新たなジャンルが確立されたのだった。

 

BEDWINの関係者たち

出典:http://www.imgrum.org/media/919176853476204944_317723447

 

結構前のBEDWINのルック

出典:https://store.50910.jp/blog/?p=1501

 

結構初期のBEDWINのルック

出典:http://blog.goo.ne.jp/auggiee/e/64e59abf4936143f0913b919afc701b4

 

アメリカのワークパンツメーカーDickies(ディッキーズ)の874をオリジナルシルエットにカスタムした、TRIPSTAR(トリップスター)は、当時874を神格化してヘビロテしていた私や、その周りには新鮮ながらもウケが良かったし、その後私が服屋になってからスリムタイプの873をベースに9分丈&テーパードにカスタムしたJESSEE(ジェシー)が発売され、より今っぽいテーパードシルエットに近づいた。とにかくよく売れたし愛されたボトムスで、私も素材違いで通算10本以上は買って履いた。

 

まとめ

 

 

他にもロールアップの流れとか、OrslowやEngineered Garmentsのような別勢力の話もしたいんだけど、長くなりそうなのでまたの機会に。

とにかく、まとめとして今私が言いたいのは、『ユニクロのアンクルカットは、CM見る限り短すぎ』だし、それは大衆に受け入れて貰う為で、今のおしゃれとは微妙にずれてる。今ならもっと微妙で中途半端。下手したら、『あれ、あの人ちょっと裾切り過ぎたのかしら。』ぐらいの、フルレングスのチョイ上な丈の方がおしゃれだよ。と私は思う。という事である(強引なまとめ)

 

以上。それではまた!