量産型ファッションを避けるには”意味がある”ファッションにこだわる事

ファッション

あなたのファッションアイディアがおしゃれに寄与するか、それともダサい方向に向いてしまうのか?なぜ量産型ファッションと言われてしまうのか?今回は、そのファクター(因子)の1例を紹介してみようと思います。特に難しい話ではなく”ファッションあるある”の一環程度の軽い話で捉えて下さい!真理を言おう等という大それたつもりもありませんので、悪しからず笑 でも、この理論は一理ある。と思うので思い切ってお話ししますね。

なぜこれを書こうと思ったか。

さっき、Twitterにてこんなツイートを見かけました。

量産型”というワードが書かれてますね。大学など大勢が私服で集まると必然的に似たような服装の人が寄ってしまい没個性的に見えたり、ダサく映ってしまう。このような現象を”量産型”と言っているわけですが、私がこのツイートを見た時『なぜこうなってしまうのか?』理解できない人がいるだろう。ならば、その理由を説明する事で役に立つかもしれない。それで今こうしてブログを書いています。

ファッション(おしゃれ)ですら理由がいる?

ファッションは自由だ。ルールなどない。とよく言われます。その通り、ルールも規制もないのがファッションです。

しかし同時に、ファッションにはセオリー(理論)やルーツ(起源)と呼ばれるものが存在します。そして、それを大事にしている人は大体おしゃれです。

セオリーやルーツは俗にウンチクなどと呼ばれたりしますが、単にウンチクと言うと人に自慢げに話してウザがられる光景を思い浮かべますね。しかし、自分自身がウンチク(服が持つ意味)を理解し、服装に反映させる事が出来たなら、服装に説得力が増し結果的におしゃれに見られやすい。という事だってあるのです。

『この服はなぜこうなっているのか?どういう時に着るべきなのか?』を正しく知る事で、それを崩す(外す)事も出来るし、セオリーに忠実な格好も出来るようになります。

レイヤードについて

例えば上のツイートにある”レイヤード”。ここで言うレイヤードとは何のレイヤード(重ね着)を指しているか定かでありませんが、季節的にもTシャツのレイヤードだと仮定しましょう。

↑ Tシャツのレイヤードは、こちらの動画でも紹介されているファッションテクニックの一つです。Tシャツの下からタンクトップなどの裾を覗かせる手法はちょくちょく流行りますし、パッと見で分かりやすいのでファッション初心者も取り入れやすい『テクニック』だと言えます。しかし、このTシャツのレイヤード。”何となくおしゃれっぽく見える”と言う以外に、他どんな意味があるのでしょうか?考えた事がありますか?

大概お洒落の大本をたどると、おしゃれの意図しないところで生まれている事が殆どです。それは例えば合理性であったり、(例:夏に麻のシャツ)限定的な機能(ポロ(競技)でのボタンダウンシャツ)から生まれてくる事がほとんどで、その時代を象徴するような文化にまで発展した例もあります。逆に言うと、おしゃれ目的(装飾的発想)からおしゃれが生み出された試しはメンズではほとんどなく、実用的な意味があって広まって来たのが殆どなんです。カジュアルは特にそう。

でもって、Tシャツのレイヤードは季節的にはの格好だと思いますが、暑さを凌ぐという意味では重ね着は逆効果です。Tシャツは主に綿素材なので汗の吸水性も良いですし、肌着として生まれたものですよ。一枚の方が通気が良く蒸れずに快適な事でしょう。(子供は汗取りの意味でTシャツの下に肌着を着せたりするようですが)よって、服を知っている人から見れば『あー、おしゃれっぽく見られるためだけに重ね着してるんだ。』と、悪印象ではなくともその思惑は瞬時に透けて見えるわけです。それってダサくないですか?って話。

リングのネックレスもそう。その輪っかのアクセサリーには何の意味があるんですか?ってもし聞かれたとしたら、大抵の人は『なんとなく。おしゃれっぽいから』と言ってしまうのではないでしょうか。例えば同じネックレスでも、セントクリストファー(st.christopher)というアクセサリーがあります。これは神話になぞらえて海難事故のお守りとして長く用いられてきたルーツがあります。だから海に似合うアクセサリーとしての意味を持っている物なんですね。大それた事でなくとも彼女との思い出でもいいし、どんな些細な事でも良いのですが、ただおしゃれに見られたいから。という事だけで洋服を選ぶのではなく、洋服本来の役割を見つめる事で、この”量産型”から脱却する事が出来るようになる。と私は思うのです。ぺらっぺらのファッションは見ればすぐに分かってしまいますから。

おしゃれっぽいと思っても意味のないことはしない。

簡単に壊れたら意味がないから丈夫な革で作られたブーツを履く。暖かな印象で肌心地が良いから秋にはフランネルシャツを着る。夏は通気性が良く消臭力のあるリネンシャツを選ぶし、少ない本数でも年中通して履いていたいから丈夫なジーンズを履く。こうして基本に忠実に一つ一つ意味を感じながら服を見ていく事で、自然とおしゃれ感覚は身についてきます。小手先だけの自分自身ですら説明もつかない意味不明な洋服選び、及びコーディネートに関しては、たとえ思いついたとしてもしない事をおすすめします。たとえそれが流行りだったとしても、その服装に意味を感じないのであれば、それは廃れるのも早い事でしょう。結果その服を購入したこと自体が勿体なかった。と後々後悔する事に繋がりかねません。

当たり前の事を重視する。機能性をないがしろにしない。

暑いときは涼しい格好。寒いときは暖かい格好。こういった基本で当たり前の事を最重視しなければ本当の意味でお洒落な人にはなれません。なぜなら、正真正銘お洒落な人とは『様々な知識や深い造詣、失敗を経て、その場に適切な格好が出来る人』の事を指すからです。取って付けたようなおしゃれ観は逆効果になりますし、”おしゃれは我慢”は本質的な議論ではありません。

洋服の本質や歴史に注目する

ファッションと言うと華々しい流行だけをイメージしますが、その実、ファッションとは歴史であり文化です。今あなたが着ている洋服がなぜその形になったのか?元々はどのような時に着る為に作られた洋服なのか?を深く知る事でファッションはより楽しくなります。