私の住んでいる北陸地方は毎年冬になると積雪があります。
近年降雪量が減っている傾向にあるようですが、それでもそこそこ降ります。
冬には雪用ブーツが要るのです。
(ドレスシューズでは出歩けません。)
先日、雪が融けた水たまりをガンガン歩いていたら、
ブーツに雨染みが出来かけていたので、ブーツケアをしました。
White’s Boots / Smokejumper
アメリカの最高品質ワークブーツメーカーとして名高い【ホワイツ社】のブーツを愛用しています。
全身のコーディネートでは靴に一番お金をかけたいタイプなので、雪用靴も良いやつをチョイスしています。
細かなブーツの説明に関しては、取扱店を下記にリンクしますので、ご参照下さい!
それではシューケア前のブーツ写真を見ていきましょう。
靴磨きを良くされている方ならパッと見で分かるかもしれませんが、
長年汚れていたブーツではなく、これは短期的な汚れです。
性格が出るというか、私はどちらかと言うと服や靴をいじり過ぎてしまって失敗するタイプで、
これも、雨や雪用の汚れていいワークブーツなんですが、割と綺麗にケアしつつ履いています。
手を入れずラフに履いている方が、よりワークブーツらしいヘビーデューティーな雰囲気が出ますね。
泥水の中にジャブジャブ入ったので、表面が乾くと泥汚れが浮き出てきます。
ゴム製の長靴であればこのまま放っとくのも可ですが、
これは革製品なので、このまま放置すると確実に寿命が縮みますね。
ただ、ゴムであろうと革であろうと、農作業用でなく街履きなので、
結局はケアが必要であることに変わりはありません。
例えばハンターのようなゴム長靴もおしゃれですが、
[ハンター] レインシューズ オリジナルトール -Amazon
結局は定期的に綺麗にして履かないと、街履きとしては見苦しいですね。
履く時は汚れを気にせず、磨く時はがっつり綺麗にする。と決めています。
革にはメンテナンスの最後に汚れ防止も兼ねて、
防水スプレーを施してはいますが、
何回か履いたり、水溜りに浸かってしまったりすると、
やはり革に水が染み込んできます。
これもこのままの状態で乾きの悪い場所で保管してしまうと、
シミになってしまったり、最悪カビが生えてきます。
そうなってからでは遅いので、時間があるときにはケアしましょう。(乾かしましょう)
ちなみに、表面は水が染み込んでいますが、中までは浸水していません。
しっかり水に浸かってしまいましたが、靴下は無事でした。
しかし、このホワイツは本格的なマウンテンブーツの様に、
防水フィルムを挟み込んでいるわけではないので、
完全防水ではありません。
ただ、水や雪に強いことは確かです。
(がっつり雪用のブーツを購入すると、それ以外の天候時に違和感が出るのが嫌で、私はこれにしました)
これは最初に馬毛の柔らかなブラシで表面の埃を払ったところです。
そこそこ綺麗になりました。
目を凝らすとわずかに泥が残っているのが分かります。
本来は汚れ落としを布に塗布して汚れを拭き取るのですが、
雨染みが残るのが気になったため、今回に限りぬるま湯を全体にあえて染み込ませ
その後油分を補い乾燥する作戦にしました。
(革に対してお湯で洗うのは油分が抜け出てしまったり、荒いやり方なので真似する場合は自己責任でお願いします。)
お湯洗浄の後、購入時に付いてきたブーツ用クリームを全体に薄めに塗った後の写真です。
この時点では靴の汚れていた部分全体が水を吸って同じトーンになったので、
上手くいったかな?と少し胸をなでおろした心境でした。
ちなみに、手を洗う石鹸をスポンジに染み込ませ全体を薄めに洗いました。
ブーツのシャフト部分(上の部分)は汚れてないので洗ってません。
クリームは、豚毛の固めのブラシで全体に馴染ませるようにブラッシングしていきました。
ドレスシューズにはまた別のクリームを使用しているので、
クリーム後に使う豚毛のブラシも2本用意しています。
これで一日乾燥させました。室内のエアコン前で、風が通る場所です。
一日経つと、ずいぶん乾燥して表面の色が戻ってきています。
表面を乾拭きならぬ、乾ブラッシングしました。
そこそこ艶が出ます。
最後にヒマラヤワックスというウォーリーが出している防水ワックスを施しました。
オイルドレザーに対し、保革効果と、強力な撥水効果を与える。と説明書きがあります。
スプレー後もブラッシングしました。乾拭きでも良いと思います。
防水スプレーを更にしてもいいと思いますが、このヒマラヤワックスの効果を見るため、
今回はこれでフィニッシュとします。
また何かが分かったらレビューしたいと思います。